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  • ロゴ「古書店 雲」

ロゴ「古書店 雲」

制作背景
ECモールで古本(主に学術書)の販売を行うクライアントから、事業立ち上げに伴いロゴを制作してほしいとの依頼から制作。
目的・ゴール
  • ECモールの他店舗との差別化
  • 店舗の認知度を高める
ターゲット

ECモールを利用する消費者
 →ヒアリングの結果、商品の傾向から大学生や大学関係者、研究者などにターゲットを絞ることとした。

制作ポイント

クライアントの要望である「店名の雲をモチーフに使用すること」を念頭に置きつつ、おぼろげで儚いイメージを反映できるよう、色の濃淡や線幅、フォントなどを工夫し、見た目に軽さを持たせた。
ヒアリングから、ロゴの使用先として栞型のショップカード、ショップバッグを想定。印刷した場合の視認性・可読性を確保するため、線の太さを数㎜単位で調整した。

制作期間
3週間
  • 初回ヒアリング~ロゴ案①提出 2週間
  • ロゴ案決定~最終稿制作 5日
  • ガイドライン等ロゴ一式納品 2日
使用ツール
  • Illustrator
  • PowerPoint(ガイドライン作成)
制作過程から学んだこと

はじめにロゴ案を用意した際、バリエーションを持たせて3パターン作り、周囲の意見を伺ったところ、非デザイナーとデザイナーで評価が大きく割れた。デザイナー目線の評価は自身が抱いていたものと似ており、反対に非デザイナーである一般の評価を得たロゴ案は自身の予想と大きく異なっていたのである。
この時、ロゴに対する制作側の評価軸と消費者側のそれには大きなギャップがあり、ひいてはデザイン全般においても同様のことが言えるのではないかと気付かされた。
今回の場合、制作側が評価したロゴは単純なシルエットではあるがオリジナリティを感じるデザインで、一方一般評価を受けた案は社名が一目で思い浮かぶような単純明快なデザインだった。
最終的にクライアントも後者のデザインを採用しており、自分の美的感覚や価値観に固執せず周囲の意見を伺い、受け入れることの重要性を学んだ。

  1. ロゴ案3パターンを制作

    雲をモチーフに初回ロゴ案を提出。コンセプトをどの程度までデザインに落とし込むかを検討しながら、見た目が複雑なものからシンプルなものまで3パターン用意した。

  2. 初稿~第3稿を経てロゴ確定

    採用されたロゴをブラッシュアップしていく中で、偶然にも変形してしまったモチーフがクライアントに評価され、採用されることとなった。その後も微調整を重ねてロゴが完成。

  3. ガイドライン作成と納品

    ロゴが包装資材や栞などに使用される可能性があることから、他者がロゴを扱う際のガイドラインを作成し、ロゴ一式と合わせて納品。

制作実績 一覧